4.剥離・クラックが起こりにくい。
|
|
食品工場では、製品製造や、床の清掃に熱水を使用しますが、これは床の表面 仕上げ材と、下地 コンクリ−トとの熱による膨張率の違いが、床材の剥離事故の大きな要因の一つです。 | |
特にコンクリ−トと通常の床仕上材との熱膨張率の差は非常に大きく、例えば10m の線とした場合、1°C温度が上昇すると、普通のコンクリートは 0.058〜0.15mm の膨張ですが、食品工場の床に多く使われるエポキシ樹脂の場合は 0.6〜0.8mm 膨張します。 | |
0°Cの床を、45°Cの温水で清掃する場合、この膨張数値は、普通 コンクリート 2.61〜6.75mm、エポキシ樹脂 27.0〜36.0mm となります。この差は、MIN.4倍、MAX.13倍となります。これが縦・横となるので、2乗されます。それぞれの膨張率の差は大変大きく、想像を遥かに越えたものとなります。 | |
システムフロア-JEFで使用している超速硬型特殊セメントモルタルは、コンクリートと比較して、ほとんど熱膨張率が変わりません。又、仕上材の特殊変性メタクリル樹脂も特殊な仕様・配合により、コンクリート及び、下地補修材の熱膨張率に近付けています。これによって、システムフロア-JEFは今までの床材と比較して、遥かに剥離事故が発生しにくくなっています。 | |
主な下地と、主な床材の膨張率 | |
下地
|
熱膨張率
×10 ̄5/゜C
|
普通
コンクリート
|
0.58〜1.5
|
軽量
コンクリート
|
0.7〜1.5
|
気泡コンクリート
|
0.7〜1.4
|
塗床
|
熱膨張率
×10 ̄5/゜C
|
JEF
特殊下地補修材
|
0.6〜1.5
|
JEF
システムフロアー仕上材
|
1.8〜2.3
|
エポキシ樹脂 |
6.0〜8.0
|
エポキシ樹脂モルタル
|
3.0〜5.0
|
MMA樹脂
|
6.0〜7.0
|
ウレタン樹脂
|
6.0〜7.0
|